さて、このように韓国人は大日本帝国時代の併合や戦時中の被害だけでなく、それ以前の歴史にさかのぼってまで日本による被害を声高に言い立てるが、では中国人や中国政府に対してこれらの被害や謝罪や補償を言い立てたことが有るのだろうか?


韓国と中国が国交を回復したとき、一度過去の歴史認識を持ち出したところ、中国側から過去にこだわらず未来志向でいくべきであると一蹴されて以来政府も国民も中国にものを言い立てたことはそれ以来ないそうである。日本政府や日本人にはしつこくことあるごとに被害、謝罪、賠償と三点セットを言い立てているのとはえらい違いである。


一方、戦後の日本は政府も国民も敗北感にうちひしがれていた、占領軍の歴史観を受け入れ、自分たちがすべて悪いという罪悪感と贖罪意識を植え付けられていた。このような状況下で、当時の政治家たちは韓国のいうがままの歴史認識を受け入れてきた。当時の国民もそれに異議を唱えなかった。このような状況下でくだされた数々の政治的決定が、今日の後の世代である我々を苦しめている。