2005-12-21から1日間の記事一覧

さて、このように韓国人は大日本帝国時代の併合や戦時中の被害だけでなく、それ以前の歴史にさかのぼってまで日本による被害を声高に言い立てるが、では中国人や中国政府に対してこれらの被害や謝罪や補償を言い立てたことが有るのだろうか?

韓国と中国が国交を回復したとき、一度過去の歴史認識を持ち出したところ、中国側から過去にこだわらず未来志向でいくべきであると一蹴されて以来政府も国民も中国にものを言い立てたことはそれ以来ないそうである。日本政府や日本人にはしつこくことあるご…

次に1592〜1597年の豊臣軍の朝鮮侵攻、文禄慶長の役、韓国側ではこれを壬辰倭乱と表現している。このときいかに日本軍が残虐であったか、この被害でいかに朝鮮が疲弊したかということを言い立てているが、これよりもさらに後に遥かに甚大なダメージを朝鮮王朝に与えたのが、豊臣秀吉の時代からさらに40年以上後の1636年の清の侵略である。これを韓国では丙子胡乱といっている。

明の打倒を目指す清の太宗が明討伐の軍を朝鮮に要求したところ、朝鮮の仁祖がこれを拒んだために清が朝鮮に侵攻、仁祖は清の侵攻後わずか40日間籠城しただけであっさり降伏した。このときいかに屈辱的な扱いを受け、朝鮮王朝に甚大な被害と屈辱感をもたらし…

韓国人は何かと歴史認識を持ち出して日本人を責め立てる。しかしその一つである倭冦の被害が高麗崩壊の原因になったというのは嘘である。実際にはもっと直接的に高麗崩壊の原因になったことが有る。それが元を追われた紅巾党が1359年と1361年の二度にわたって、朝鮮半島北部から侵入し北部に有った高麗の首都平壌を占領したことである。

元々紅巾党は白蓮教という中国の秘密結社で各地で略奪をくりかえしてきた盗賊団である。もっとも、たとえ盗賊団でなくとも中国では正規軍でも兵士の報酬として占領した地域で人も物も自由に強奪させていたので、平壌の荒廃ぶり王や貴族、人民までその被害は…