高知県で誘致した韓国映画の製作費用の不払い問題が起きている。対馬では韓国人観光客が地元住民との間で問題を引き起こしているらしい。

地元ではいろいろ困っているらしいが、本当に問題を解決しようとするなら、ただ不満をかこっているだけではダメだ。ただ政治家に陳情して国や地方が問題を解決してくれることを期待してもそれほど望むべき結果は得られないだろう。

当事者自身が問題を解決するために具体的な行動を起こし、問題の存在を明らかにして、世間の耳目を集め、世論を動かさなければ政治を動かすことはできない。

拉致問題も被害者が直接声を上げ続けたことが世論を動かした。
竹島問題も地元は以前から困っていたというが、ただ不平を言って国に対応を求めているだけでは全く問題が解決しなかったのに、島根県自らが「竹島の日」を制定した途端にいろんな意味で問題が公になり事態が進展している。

日本社会は行政が比較的公正に機能してきたため、問題が起これば、日本人の多くは行政に対応を任せる習慣がついてしまっている。しかしこれは日本政府の主権が及ぶ日本国内だけの話だ。こと外国とのトラブルとなるとこのような日本人の対応の仕方では問題は解決しない。

日本人はもっと政治的にならなければいけない。ただ不満を言うだけで自分は何もせず、他人や国の対応に期待するだけでなく、まず当事者が声を上げて問題を公にすることだ。