「日本フィール」という造語を去年NHKがはやらそうとしていたのをふと思い出して、Googleで検索してみたら、驚くことにわずか70件しかヒットしなかった。


http://www.google.com/search?q=日本フィール&hl=ja&lr=&client=safari&rls=ja-jp&start=10&sa=N


その70件も大部分がNHKの「日本フィール」のうさんくささを指摘している物で、本来の意味で使われているのはごくわずか、しかもそのごくわずかの内訳が日本からの投資を韓国に呼び込もうとすることを目的としたページのコラムみたいなところで、いわば我田引水のPRのような物でしか無かった。


ひどい話だ。こんなインチキをNHKが全国放送でやっていたんだから。「日本フィール」という造語をはやらそうとしたのは韓国人の反日活動で、韓国に対する国民感情が悪化してきたからなんとかして「韓国人も日本人のことがこんなに好きなんですよ。だから韓国に反感を持つのはやめましょう。」という世論操作をしようという意図が見え見えだ。日本国民から強制的に集めた視聴料を使ってなんで韓国のイメージアップ戦略のための番組を作っているんだか。NHK上層部におかしい人がいるんだろうか。


そういえば以前の日韓中と申し訳程度にごく少数の東南アジアの視聴者を集めた討論番組で東南アジアから来た留学生が「日本に感謝している日本の印象はいい」と言ったら、司会進行の三宅アナウンサーが慌てて、その発言を遮るように「本当のことを言っていいんです。本当のとを言ってください。」と言い、さらにその留学生が「本当のことです。」とか言っていたのを思い出した。ま、上層部というよりもう現場レベルでもこんな感じなんだろう。NHK全体が反日体質なのか。


NHKというのは本来民間では全国をカバーしきれないから、情報格差をなくすために作られた物だろう。今では衛星放送やCATVが普及して、そういう意味ではどこでも全国おんなじ放送を見ることができる。もうNHK本来の存在意義である公共放送としての必要性は無くなったんじゃないだろうか。


国家が戦略的に情報を海外に発信していく必要性はあるから、この際そういう戦略的な国際放送を担当する部門を政府内部に作るかNHKから分離するかして、それと教育専門のチャンネルを残して、その他の総合番組の部門は民営化してもいいんじゃないだろうか?


NHKだって積極的に日本の立場を海外に発信してくれたらそれなりに存在価値も認めるだろうけど、今やっていることは反対に日本人に中国や韓国の都合のいいイメージを植え付けようとしている訳で、日本の国益のためじゃなく、中国や韓国の国益のために日本人向けにプロパガンダをしているような物だから、これじゃやってることがあべこべだ。


視聴者の方も情報源や娯楽番組を選べる手段も多様化しているのだから、視聴料も一律に国民全体からとる意味もないだろう。小泉首相NHKの民営化はしないと言っている。その本心は判らないが、一視聴者の立場で言えば今のようなNHKなら公共放送としての価値は無いと思う。